悲しみを盾に 怒りを剣に

 


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作者:可奈丸

 

「リュオー!!」

「あの時の決着、今ここで付ける!!」

「フフフ・・・」

 

「また・・・あれを思い出したいのか・・・封じ込めたあの記憶を・・・」

 

 

リュオー「っ!?はぁ・・・はぁ・・・・、夢か・・・やけに現実味があったが・・・」

 

【龍牙学園 校門】

ダッダッダッダッダッ・・・

リュオー「?」

リージュ「リュオ〜〜〜おはよーっ!」

ドビシッ!

リージュ「いたたた・・・ごめんごめん、勢いつけ過ぎちゃった!」

リュオー「そ、それは・・・いいけど、上から・・・どいてほしい・・・」

リージュ「あっ!?ごめーんっ!!」

 

リュオー「あのさ・・・」

リージュ「何?リュオー」

リュオー「何故いつも俺に付きまとうんだ?俺は何も無いぞ」

リージュ「私の勘みたいなのが何か感じたのよ、あなたが面白そうだって」

リュオー「そういうものか?周りから変な目で見られている気がするんだが・・・」

リージュ「友人以上恋人未満だから?」

リュオー「お、おい!?はっきり言うな・・・恥ずかしくないか?」

リージュ「あ〜、赤くなってる〜くすっ」

リュオー「わ、笑うなよ・・・って抱きつくな!」

 

ザザザーァッ!

???「お〜っとそこまでだ、そこの熱々カップル!」

リュオー「誰が熱々だぁ・・・って誰だお前達?」

リガ「俺の名はリガ・ホーク!」

メルティ「我が名はメルティゼルエル!」

リュオー&リージュ「「・・・・・・知らない」」

メルリガ「「ズコーーーッ!!」」

リガ「わざわざ毎日この学園に来てるってのに知らねぇだとぉ!」

メルティ「いや隠れてたんだから知らねぇだろ・・・」

リガ「・・・あっ!」

リュオー「見ない顔だな・・・他校の者か?」

メルティ「ふっふっふっその通り、そして今頃表に現れたのも理由がある!」

リュオー「何・・・?」

ムンズッ

メルティ「このバカ弟がいきなり茂みから出やがったからなぁ!!」

リガ「だって兄貴、こいつら人前でいちゃいちゃしやがって目に付いてさぁ・・・」

リュオー&リージュ「・・・・・・!!」

リガ「・・・?兄貴、なんかこいつら石になってるぜ」

メルティ「大方今頃になって自分たちのやったことが恥ずかしくなったんだろうよ
しかしかえってやり易い、さっさと不甲斐無いあいつ等を探すぞ!」

リガ「おう!」

 

リュオー「・・・・・・っ!」

リージュ「あ、あれ、さっきのは・・・?」

リュオー「奴等何かありそうだな・・・ちょっと探してくる!」

リージュ「あ、ちょっリュオー!?」

 

タッタッタッタッ・・・ダッ!

メルティ「ちぃ、もう来やがったか・・・」

リュオー「っ!ヴァサー先輩、アシュ先輩!?」

リガ「さてお仕置きも済んだことだし、どうする兄貴?」

メルティ「校長からの用件は済んだんだ、だが口封じでもしておくか」

シュッ

リュオー「なっ消えた!?」

ドガッ!

リュオー「がはっ!」

ドクンッ

 

シュタッ

リガ「なんだ、大した事ねぇな」

メルティ「さっさとずらかるか・・・ん?」

リュオー「・・・・・・・・・」

ドクンッ ドクンッ

リガ「こいつまだやる気かぁ?これでも喰らいな!」

ガシッ

リガ「な、なんだこいつ・・・!?」

メルティ「まさか・・・こいつが噂の!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

闇リュオー「ガアァァァァ!!!

バシュッ!

リガメル「「ぐはあぁっ!!」」

 

アシュ「うぅ・・・兄者大丈夫か・・・?」

ヴァサー「あ、あぁ、今までの失敗が今になって・・・!あいつは!?」

アシュ「・・・な、なんだ!?か、体が動けない・・・」

ヴァサー「不覚ですねぇ・・・私もです、体の震えが止まりません・・・」

ヴァサー&アシュ「「(そして何故かこいつを知っているような・・・)」」

 

闇リュオー「キサマラ・・・スベテヲ・・・ケシサル・・・

グワンッ!

 

リージュ「やめてリュオー!!」

闇リュオー「!!!?」

シュゥゥゥ・・・

リュオー「お、俺は何を・・・?」

メルティ「くっ・・・撤退だ、このことを校長に知らせるぞ!」

リガ「あ、あぁ!」

リージュ「何か嫌な気がしたから追ってみたら・・・一体何があったの!?」

リュオー「俺にもわからない・・・、けど何か黒い闇に飲まれるような・・・そんな感覚があった、あれは一体・・・?」

 

 

「まさか記憶が断片的に復活するとは・・・厄介だな」

 

―続く―

 

アトガキ
一体何があったのかこんなくそ真面目なものを書いてしまいました
この先の展開・・・悲しい闇が訪れるのだろうか・・・