Heat Love

 


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作者:可奈丸

リュオーが謎の侵入者に出くわす小一時間前・・・

 

 

「超闘己モード!いくぜぇぇぇ!!」

「グ・・・ガァァァ・・・」

「爆穿サマ!」

「君達程度では私に触れることも出来ません」

 

「なんだ・・・どこかで見たことのあるような・・・」

 

カツーンッ

爆穿「あいたっ!?」

カイゼル「爆穿君、授業中に居眠りをしないように」

爆穿「あ、はい、すみません・・・」

生徒達「ハハハハ・・・」

爆穿「コラー!笑うなーッ!」

 

キ〜ンコ〜ン〜カ〜ンコ〜ン

清蓮「あっ、爆穿サマ〜」

爆穿「清蓮・・・、ってわっ!?」

清蓮「お会いしとうございましたわ爆穿サマ♪」

ギュウゥゥゥ〜〜〜

爆穿「せ、清蓮・・・くび・・・くる・・し・・・」

ガクッ

清蓮「?・・・!爆穿サマ!?」

 

バシュッ!!

ドォォォン・・・

 

爆穿「う・・・」

ルミア「あ、気が付いたみたいね」

爆穿「ここは・・・保健・・・室?なんでおまえが・・・」

ルミア「ちょっと・・・私は保健委員よ、忘れないでよね」

爆穿「そういやぁそうだったっけな、え〜っと・・・オレは確か・・・」

ルミア「なんか血の気の引いた青ざめた顔で気絶してたのを清蓮が運んできたのよ、部屋の外で心配して待ってるわよ」

爆穿「そうだ、清蓮に首を絞められ・・・」

ルミア「え?」

爆穿「あ、なんでもねぇから、せいれ〜ん!」

ルミア「しょうがない人達ね、けど・・・少し羨ましいかも・・・」

 

ガラララッ

清蓮「っ!?爆穿サマ!!」

爆穿「清蓮・・・心配かけてごめんな」

清蓮「いえ、わたくしこそ失礼な事を・・・」

爆穿「わっ!?・・・大丈夫だって!オレ丈夫だし、清蓮が責任持つこと無いって!」

清蓮「爆穿サマ・・・お優しいですわね・・・」

爆穿「え、や、あ・・・」

 

ヴァサー「まったく・・・あっちもそっちも見せ付けてくれますねぇ・・・」

アシュ「あっちもこっちも・・・ぐっ」

爆穿「ヴァサー!アシュ!どうしたんだその怪我は!?」

鎖「それは後、今は早く保健室に!」

爆穿「鎖先生!」

清蓮「?」

ヴァサー「くっ、貴方達も・・・気をつけた方がいいですよ・・・、彼らも本気で動き始めたようですから・・・」

爆穿「ヴァサー・・・」

鎖「はいはい、そこまでよ!ルミアはアシュの方をお願い!」

ルミア「わかりました先生!」

 

爆穿「(何だ彼らって・・・昔から考え事苦手なんだよなぁ・・・)」

清蓮「何か大変なことが起きそうですわね・・・爆穿サマは大丈夫ですか?」

爆穿「オレにもよくわかんねぇけど・・・清蓮、おまえに心配かけるようなことはしねぇよ」

清蓮「爆穿サマ・・・♪」

爆穿「(やべっ・・・雰囲気に流されて変なこと言っちまったよ・・・何やってんだオレ・・・)」

 

 

「ほう・・・あの御方が覚醒し始めましたか・・・しかもあの学園の人間、いやMS族でしたか」

メルティ「これからいかがなさいますか、校長」

「今回の事で向こうもそれなりの準備をするでしょう、こちらもそれ相応の準備を行いなさい」

メルリガ「「はっ!」」

「それと・・・愚か者二人を連れて帰りなさい、あんなのでもアレを行えば少しはまともな戦力になるはずですからね・・・」

メルリガ「「ははっ!」」

シュタッ!

「さぁ・・・どう出ますかねファザム・・・、そしてあの御方・・・早くこちらへ戻ってきて欲しいものです・・・」

 

 

―続く―

 

アトガキ
やけに清蓮が攻めにいってますな・・・そーゆーキャラでなさそうですが(というか元ネタをまだ調べてない)
真面目と恋愛と戦闘という三つのテーマが入り混じる虚空の白空、戦いは始まったばかりだ!