略して学パ(何) |
作者:魔光軌様
辺りが暗闇に染まり静まり返った時刻・・・。そんな時刻に一人学校の門の前で懐中電灯を片手にたたずむ男が一人・・・。
リュオーだ。リュオーは自分の目の前にドーンとたたずむ学校を見ため息をついていた。
「はぁ〜・・・・。夜中の11時・・・。夜中か?・・・・・怖ぇ・・。」
少しリュオーは青ざめた何故に彼がこの場所にいるのかというと・・・
〜回送〜
『おい!リュオー!!』
『あっなんだ幻月か・・・。なんかようか?』
『ようかって・・・。お前忘れてるな・・・。』
『何を?』
『・・・・・・・・・。クラウザー先生の数学ざっと100問・・・・』
『・・・・・・・・・・・ハッ?!!!』
『忘れてやがったか・・・。やっぱり・・・』
『きっ期限はいつまでだった!?』
『2連休明けだ・・・・』
『・・・・・・・・・・・・お前やったんだよな・・・・・。』
『やってあるぞ?時間かかったが、ほとんど徹夜に近かった・・・。あれはやばいぞ・・・。』
『・・・・・・・・・・貸してくれ!!いや、貸してください!!まじでお願い!!幻月様!!!』
『しゃあねぇなぁ〜。・・・・・・500円ね♪』
『ひどっ!?金とるのか!!』
『なら自力でやれ』
『払いますから!!貸してくれぇ〜!!!!』
〜回送終了〜
というわけだ・・・。簡単にいえばリュオーは借りたノートを家に帰るまで気付かず、
あまつ寝ずに徹夜でしようと思ったら、ないことに気付き今に至るのである・・・。
「・・・・・・・。やらないと絶対にやばいよな・・・。あの幻月でも時間がかかったっていうし・・。はぁ・・。よし!!」
リュオーは覚悟を決めたらしく、辺りをキョロキョロ見回し誰もいないことを確認すると懐中電灯を門の間から校庭に投げ込み
「おっし!!」
再び気合いを入れると後ろに下がり門を飛び越えようと助走したその時!!
「あれぇ?リュオー先輩こんなとこで何してるんですか?」
「!?」
リュオーは勢いあまってすっころんだ・・・。そして地面に顔からぶつかった・・・。
「うわっ!痛そう・・・」
「つぅぅ〜って、お前は・・・」
鼻(どこにあるのかは突っ込むな)を抑えつつ声の主の方を見た。
そこには1年のアイドルグループと言われている一人リージュの姿があった。
「えへへ〜♪」
「リージュ・・・・。」
リュオーはかなり驚いたがすぐ我に返り
「何でこんな時間にこんなとこにいるんだ?」
「私ですか?急に忘れ物思い出してコンビニに買い物しにいってました!!先輩こそなにしてるんですか?」
リージュはオウム返しにリュオーに聞き返した。
「う・・・・・。それは・・・・・。」
「それは?」
「・・・・・・・・・・・。」
リュオーはリージュに見つめられて観念したように
「忘れ物をとりに・・・・・・・・・・・・・・。」
目をそらしながら答えた。
「今から取りに行くんですか?」
リージュは必要以上にリュオーの顔を覗き込む
「悪いか?」
内心かなりドキドキしながらも答えた
「私もついていってもいいですか〜?」
「は?」
いきなりのことでリュオーは目を丸くしてしまった
「えへへへ〜おもしろそうですし♪私も行きたいです♪」
リージュは瞳を輝かせている
「・・・・・・・・・ははは・・・・・・・。かってにしてくれ・・」
「やったぁ!!!(これで先輩と二人っきりのデートができる・・ふふふ・・)」
「?来るならこいよ・・・。」
一人でブツブツ行っているリージュにリュオーは声をかけた。リージュは
「あっ!まってください!!先輩!」
あわててさっさといくリュオーにダッシュでついていった。
真夜中の学校で何が起こるかは誰も知る由はなかった・・・・。
あとがき
久しぶりの(かなりな)話・・・。
こんなんしかかけなくてすんません(汗)今度小話つきで・・・。