+不思議な転校生+ |
作者:紫苑様
キーンコーンカーンコーン
龍牙学園の朝の始まりのチャイム(別名、騒動の始まりとも言う(勝手につけました)が鳴る。
その中で今日だけやけに一際、にぎやかな教室があった。
リージュ達のいる一年生のクラスである。
リージュ「ねえねえ皆〜知ってる?今日、ここに転校生が来るんだって♪」
アンリ「転校生?来るの?」
ルミア「めずらしいわね。転校生なんて。」
清蓮「そうですね。でも、お友達になれたらいいですよね。」
リージュ「転校生なんて、リュオー以来、全然来てないもんね〜」
ルミア「そういえば・・一時間目の授業、何だっけ?」
アンリ「カイゼル先生の授業だけど?」
清蓮「じゃあ、その時に転校生さんを紹介するのですかね?」
リージュ「そうだと思うけど。」
その時
ガラッ
カイゼル「皆さん、授業を始めますよ〜。席についてください。」
教室のドアが開き、カイゼル先生が入ってきた。
アンリ「あ、はーい。じゃ、また後で。」
ルミア「じゃあね。」
清蓮「また、後で。」
リージュ「うん。じゃね。」
ガタガタガタ(生徒が席に座る音)
カイゼル「皆さん、席に着きましたね。今日は転校生を紹介します。どうぞ、入ってきてください。」
リージュ「(来た来たぁ〜♪)」
アンリ「(女の子?男の子?)」
ルミア「(こんな時期に珍しい・・)」
清蓮「(どんな方でしょうか?)」
ガラッ
カイゼル「転校生の、泉原清羅さんです。皆さん、仲良くしてくださいね。」
清羅「初めまして。泉原清羅です。今日から、よろしくお願いします。」
礼儀正しく自己紹介をした少女は、銀の髪、蒼い瞳をしていた。
リージュ「(うわあ・・・)」
清蓮「(綺麗な方ですね。)」
ルミア「(銀髪?珍しい〜)」
アンリ「(綺麗な目・・)」
カイゼル「泉原さんの席は・・そうですね。あそこの窓際の席に座ってください。」
清羅「はい。」
清羅の指定された席はアンリの隣だった。
アンリ「(もしかして・・もしかして私の隣〜!?)」
タッタッタッ
清羅「今日からよろしくお願いします。(にこっ)」
アンリ「あ、うん。こちらこそ。」
カイゼル「では、授業を始めます。テキストの・・・・」
それから授業も順調に進み―――・・
アンリ「清羅って、珍しい髪の色してるよね。」
清羅「え〜皆そうやって珍しがるのよ。アンリみたいな綺麗な茶色のほうが私はよかったなあ。」
リージュ「そうよ♪綺麗な色だし。いいなあ〜」
清羅「そんなことないって。リージュは可愛いじゃん。」
ルミア「瞳の色も綺麗よね。」
清蓮「綺麗な青ですわ。」
清羅「ルミアも清蓮まで〜!」
休み時間になる頃にはこの五人はすっかり打ち解けていた。
お互いの名前を、呼び捨てにするくらいに。
清羅「まあいっか。じゃあ、私ちょっと校内の見学に行ってくるね。」
リージュ「一人で行くの?大丈夫?」
清羅「大丈夫だよ。だから心配しないで?」
アンリ「迷ったりしない?」
清羅「うーん・・多分・・まあ、一人で探検(?)するのも好きだし。」
清蓮「そうですわね。迷うことはないと思いますが・・気をつけてください。」
清羅「うん。ありがとう清蓮♪」
ルミア「くれぐれも迷わないようにね。」
清羅「うん。じゃあ行ってくるね。」
『いってらっしゃーい。(ですわ)』
こうして清羅のドタバタ校内見学は始まったのであった・・・
NEXT(続きます)
どーでもいい文字
ヘボい・・・しかもこれが続くなんて・・(馬鹿め
ええと、次回は2、3年生グループが出てきます。
次回もヘボいでしょうが・・それでは。