+不思議な転校生+ |
作者:紫苑様
〜第二話〜 |
今は、休み時間。
新しく此処に入った清羅は、お供(お供!?)をつけずに校内見学をしていた。
清羅「さて・・・どっちに行くかなー・・よし!こっちに行こう。」
その頃、2年生の教室では――・・
爆穿「なあ・・リュオー」
リュオー「何だ?爆穿?」
爆穿「今日、1年のクラスに転校生が来たことを知っているか?」
リュオー「は?いや・・知らないけど?」
爆穿「珍しいよな。今時、転校生なんて。」
リュオー「そうだな。」
その時
クラスメイトA「おーいリュオー、爆穿ー。先生が呼んでるぞ!」
リュオー「んあ?わかった〜・・。」
爆穿「何だ?今行く〜。」
一方、清羅は
清羅「ふうー・・ここが、2年の教室か・・ま、ざっと見るくらいでいいか」
コツッ
清羅が歩き出したその時!
ロックス「危ないー!!」
清羅「へ?」
ドッカーン!
ロックス「あいたたた・・・」
清羅「いっ・・」
ロックス「あ・・ごめん。大丈夫?」
と言い、手を貸すロックス。
清羅「はい。ありがとうございます。」
ロックス「ところで君・・見かけない顔だね?名前は?」
清羅「あ、申し送れました。今日、転校してきた泉原清羅です。」
ロックス「僕はロックス。よろしくね。」
清羅「こちらこそ。」
ロックス「あ!いけない!ルミアと約束してたんだっけ・・またね!」
清羅「はい。」
ドギュン!
ロックスは物凄い速さで走っていった。
清羅「は、速〜い;;もう見えないよ・・さて、見学の続きを始めますか」
タッタッタッ
清羅「2年生はこれで全部かな?次、行こうか。」
清羅が階段のところに、行こうとしたその時!(またかよ
爆穿「あ・・やべえ・・こけた。」
リュオー「は!?うわわわわっ!!」
先生に呼ばれ、ノートを運んでいた二人は階段の付近で、爆穿が転び、それに巻き込まれてリュオーも・・
下にいる清羅向かってノートやなにやら一直線に落ちていった。
清羅「ノ・・ノートが振ってくる!?」
ドサドサドサー!ドッシーン!
爆穿「いってぇ・・」
リュオー「爆穿・・お前なぁ・・・」
清羅「いった・・・」
リュオー「あ!ごめん、怪我してないか?」
清羅「大丈夫です〜・・それより、大丈夫ですか?あれ・・」
爆穿「あ;;;」
清羅が指差した先には、バラバラになったノートの山が・・
爆穿「やっちまったー・・」
リュオー「お前がこけるからだろ・・」
清羅「あのー手伝いましょうか?」
爆穿「ああ、ありがとう。ところで君・・名前は?」
清羅「今日、転校してきた泉原清羅です。」
リュオー「ああ、あの転校生だね。俺はリュオー。」
爆穿「俺は、爆穿だ。よろしく。」
清羅「はい。よろしくお願いします。」
少したって、ノートを全部拾い終わった3人。
リュオー「これで全部か。」
清羅「そうですね。」
爆穿「そうだな。清羅、どうもありがとうな。」
リュオー「おかげで助かったよ。」
清羅「いいえ。爆穿先輩、これからは転ばないように気をつけてくださいね。」
爆穿「ああ。(苦笑」
清羅「じゃあ、私はこれで。」
リュオー「ああ。ありがとう、またな。」
清羅「はい。」
タタタッ
少し速い足取りで教室に向かうリュオーたち。
それを、清羅は少し心配そうな眼差しで見ていた。
清羅「また転ばないかなぁ〜。・・次行ってみようか。」
どうやら、清羅のドタバタ校内見学はまだまだ続きそうである。
あとがき
すみません、予定、狂いました;;
3年登場させられなかったです・・・
まあ、次回って言うことで・・
それでは・・