―其ノ参― |
【とあるいた飯屋】
エグザード「むぐむぐ・・・いやぁ〜、やっぱ久々の飯はうまいっ!」
ブレイザー「ここ5日間もくなモノ・・・どころか何も口にしてなかったからな(汗」
エグザード「さぁて、食うもんも食い終わったしお勘定と・・・・あっ!?」
ブレイザー「ん?どうかしたか?」
エグザードの手には穴が開いた袋・・・俗に言う財布である
エグザード「やべぇ・・・全財産落としちまった・・・」
ブレイザー「お、おい・・・」
店員「お客様、そろそろお会計の方を・・・」
店員は怖いぐらいに満面の笑みで聞いてきた
ブレイザー&エグザード「(こいつ、ぜってぇ聞いてやがる!)・・・・・・・・・」
一時の沈黙が流れ、二人は顔を見合わせコクリと頷き合った、そして
バビューーーンッ!!(←疾走音)
店員「くっ食い逃げだぁ〜!!」
【とある町中】
ブレイザー「はぁはぁ・・・な、なんとか撒けたな・・・」
エグザード「食後の運動にはなったけど・・・飯食ってすぐ走ったから気持ちわりぃ・・・ぜぇぜぇ・・・」
ブレイザー「おまえはがっつき過ぎなんだよ・・・しかも財布に穴開いてたことに気付かねぇで食ってたしな」
エグザード「う・・・さすがにそれには反論できねぇ・・・」
?「駄弁りは終わったか?てめぇら」
二人の前に突然大柄の男と複数の手下が現れた、どうやらこの前捕まえた賞金首の親玉らしい
親玉「この前は俺のかわいい手下が世話になったな、その礼をしてやるぜ」
ブレイザー「かわいい手下?へぇ〜、おたく見る目ないねぇ〜」
エグザード「台詞が使い古しでつまんねぇよ、もうちっとまともなの用意しとけって」
親玉「て、てめぇら・・・なめやがってぇ、野郎どもやっちまえ!!」
一斉に手下共が二人に襲い掛かった、だが当の二人は余裕の笑みを浮かべていた
ブレイザー「雑魚相手にはもったいないが・・・羅刹咆哮乱舞!!」
そう叫んだ瞬間、両腕のショットダートが狂った蛇の様に暴れ回り、周りを囲んでいた手下達をすべて薙ぎ払っていった
エグザード「おらおらおらぁ〜!」
エグザードはHFLL−00を所構わず乱射し、手下は直撃や避けていても周りの建物の崩壊に巻き込まれていた
そうしてわすが数秒で大半の手下を倒していった
親玉「な、なんなんだこいつら、めちゃくちゃ強えぇじゃねぇか!?」
ブレイザー「俺達を知らないのか?俺の名は『瞬殺の闇』ブレイザー!」
エグザード「そしてオレ様が『閃光の暴君』エグザード様だ!」
手下A「えぇ〜〜〜!!!?」
親玉「どうしたんだ、そんなに驚いて」
手下A「親分知らないんスか?最近噂されている化け物じみた強さで賞金首を捕まえてる賞金稼ぎの奴らッスよ!?」
親玉「な、なんだと!?ふ、ふんっそいつらを倒せば俺達の名も世界中に轟くってもんだ、野郎ども突撃だぁ〜!!」
今度は親玉も含んで襲い掛かってくる
ブレイザー「ふぅ、懲りない奴らだ、後始末は任せたぞ」
エグザード「おぅ、超重力弾形成完了、さぁ行くぜ!グラビティ・ゼロ!!!」
放たれた弾丸は地面を削り弾道がはっきり残るほどだ
一直線に敵の群れに向かい、見事に直撃、爆発を起こした
着弾地点はクレーターを作り、親玉達は一塊に押し潰されていた
エグザード「威力は多少セーブしておいたからな、これを換金所に・・・」
バタンッ、と音を立てエグザードは倒れた
ブレイザー「あんなけ乱射した後に大技出したからぶっ倒れちまったか・・・」
ブレイザーはエグザードを肩に担ぎ、綱で巻いた親玉達を引きずって換金所に行った
換金した金はほとんど壊した建物の修理費に使ってしまい、彼らの手元には一銭も残らなかったのは言うまでも無い