―第二話― 魔壁の孤城 |
―其ノ壱― |
エグザード「ここが今度の賞金首がいるとこか・・・」
二人は一軒の修道院を物陰から見ていた
ブレイザー「元々はどっかの金持ちが趣味で建造した城を今の持ち主が買い取ったらしい・・・
この修道院は一見ただの平和主義・・・というより戦争根絶主義を唱えている所だがなにかしら噂が立っているらしい」
エグザード「噂?どんなのだよ」
ブレイザー「監視者の兵器の開発・・・まぁ噂だから何処までが本当なのかわからんがな」
エグザード「へぇ〜・・・なぁ、どっかでこんな展開のモノなかったか・・・?」
ブレイザー「そんなもの世の中にいくらでもあるだろ、さ、行くぞ」
【修道院 裏庭】
エグザード「うへぇ〜、やっぱ神父やらシスターやらエクソシストが大勢いるな〜」
ブレイザー「おまえよく神父とエクソシストの違いがわかるな」
エグザード「ふっふっふっ・・・これでも事前調査はしといたからな」
ブレイザー「ほぅ・・・珍しいな、おまえがそんなことするなんて」
エグザード「馬鹿にするな!情報屋ファキルから服装での階級の違いとかの情報を買ったからな」
ブレイザー「ファキル・・・ってあのぼったくり情報屋から買ったのか!?今残りいくらあんだよ?」
エグザード「すっからかん、だけど?」
ブレイザー「おまえ・・・ファキルはしょぼい情報を高値で売ってるぼったくり屋でこの世界じゃ有名だぞ!?」
エグザード「んなこと知るか!!」
ブレイザー「前回の事といいおまえに財布を持たしているのが失敗だった!財布は俺に預けさせろ!!」
エグザード「ブレイザー、てめぇまた俺のこと馬鹿にしてんな!?今度こそぶっ飛ばしてやる!!」
ブレイザー「五月蝿い!!そもそもおまえと組んでるのが・・・」
ビーッ、ビーッ、侵入者アリ侵入者アリ、総員速ヤカニ第一次戦闘配備ヲ・・・
ブレイザー「だぁ〜!気付かれた!!」
そう言ってる間にも城壁から柵が出、外へ出る道が閉じられていった
修道戦闘員A「侵入者を発見した!至急13ブロックへ召集を!」
ブレイザー「ちぃ、こうなったら中に入るしかなさそうだな!」