『"Ａブロック代表"ブレイザーＶＳ"Ｂブロック代表"プリズナーザク』

アナ「さて、一回戦で圧倒的な強さを見せ付けた二人、今回の注目カードです！」

観客達「うおぉぉぉぉ！！！」

ブレイザー「一瞬で決めてやるよ」

プリズナーザク「もっと俺を楽しませろ・・・」

審判「レディ・・・ファイッ！」

ブレイザー「ダァァァーッ！！」

プリズナーザク「きゃははははぁっ！！」

合図と同時に飛び出した二人の攻撃が交錯する
プリズナーの一撃をブレイザーはショットダートではじき返し
ブレイザーの一撃をクロガネで防御する、その繰り返しが高速で行われている
観客には捉え切れないほどの速度だが、その一撃一撃の反動がドーム内を響かせていた

アナ「す、すごい攻撃の嵐嵐嵐！これほどまでの試合を見たことがあるのでしょうか！？」

プリズナーザク「少しは楽しめそうだなぁ・・・」

ブレイザー「それはどうも！」

バシュウッ！

プリズナーザク「！！」

防御されたパンチの上からショットダートを放った

至近距離で放たれたショットダートはクロガネをはじき、プリズナーに直撃する

プリズナーザク「ぐっ・・・、くくくくく・・・」

ブレイザー「・・・何が可笑しい？」

プリズナーザク「こいつは久しく使うな・・・喰らえぇぇぇ！！」

突然クロガネに付いている赤い宝石が強く輝きだす

Ｊ・ジーク「あれは・・・まさか魔石！？いかんブレイザー！！」

ブレイザー「何、魔石だと！？」

プリズナーザク「遅ぇぇぇ！！！」

大声と共にクロガネを振り下ろすプリズナー

ドガガガガッッッ！！！

大きな音と共にリングに巨大な裂け目が起きる
裂け目はブレイザーに向かってどんどん伸びていった

ブレイザー「うわぁっと！」

間一髪で避わすブレイザー
だが地割れはリングを越え客席にまで達し観客は悲鳴を上げる

ブレイザー「ちぃ、何やってもお構いなしかよ！」

プリズナーザク「次で貴様も、他の奴らもみんな死ねぇ！！」

ブレイザー「やらせるかぁぁぁ！！！」

タッ！

プリズナーザク「何ぃ！？」

地を蹴って即座にプリズナーの真正面に立ったブレイザー
この近距離では斧が振れるはずもなかった

ブレイザー「柄でもねぇことさせてもらうぜ・・・、これはプレジデンの一撃だぁぁぁぁ！！！」

ドバァァァンッ！！

プリズナーザク「ぐがはぁっ！」

ブレイザーの右の一撃は跳んだ際の勢いも相まっており
プリズナーの装甲を簡単に貫いていった

ガシャンッ！・・・

審判「勝者ブレイザー！」

アナ「ブレイザー選手、見事プリズナーザク選手を倒し決勝進出です！！」

観客達「ウオオオオオッ！！」

Ｊ・ジーク「（プリズナーザク・・・、思ったよりは動いていないな、私の考え過ぎだったか・・・）」

ブレイザー「さぁて、次はエグザードの番か・・・あいつ大丈夫かぁ・・・？」

ＢＡＣＫ　ＯＲ　ＮＥＸＴ？